トマト

ジュースとケチャップ

加工品の中で、最も身近なのがトマトジュースとトマトケチャップではないでしょうか。これらの加工品は、トマトの味を楽しむ上で欠かせないものになっています。トマトジュースやトマトケチャップはどのように広まったのでしょうか。歴史やレシピを紹介したいと思います。

トマトジュースの歴史

トマトジュースが誕生したのは1923年、アメリカのリビー=マクニール&マクニール社によるものでした。当時のトマトジュースは色が茶色くて人気がありませんでした。しかし、圧縮製法を開発することによって、真っ赤なトマトジュースが作られるようになり、アメリカの家庭に普及するようになりました。日本では1933年にカゴメがはじめてトマトジュースを販売しました。政治的背景もあって人気がなく、一時製造中止しました。しかし、学校給食にアメリカの食べ物が入るようになると、トマトジュースが普及するようになりました。

トマトジュースのレシピ

砂糖や牛乳を加えているので、トマトが苦手な人でもにおいが気になりません。牛乳の代わりに豆乳にしたり、ヨーグルトやはちみつを加えてもおいしいです♪

材料(1杯分)

トマト1個、砂糖大さじ1と1/2、牛乳100cc、氷2〜3個

作り方

1.材料をミキサーにかけます。2.グラスに氷を入れて、ジュースを注いだらできあがりです。

ケチャップの歴史

ケチャップのルーツには、いろいろな説があります。有力な説には、中国語の「鮭汁=しょっつるのこと(kechiap)」から来ていて、マレー半島やヨーロッパに伝わりながら、材料の変化があって伝わってきたといわれています。いろいろな国に伝わったので、国によってケチャップといっても、いろいろな材料が使われています。国によっては酢が入っていないケチャップを、トマトソースやレッドグレイビーソースなど区別して販売しているところもあります。今では日本でもオムライスやハンバーグなどいろいろな食べ物にかける、人気の調味料になっていますね。日本にはしょうゆや味噌といった発酵調味料があります。ケチャップも発酵させて作られるので、日本人の味覚に合っているのかもしれません。

トマトソースとケチャップのちがい

ケチャップはアメリカで発展して食べ物につけるもの、トマトソースはヨーロッパで発展し、調味料として加えるというイメージがあります。けれどもともとは、大きなちがいはありませんでした。ケチャップが調味料として使われることもありましたし、トマトソースが仕上げに使われることもあったんです。しかし、赤い色を出すために食紅を使ったケチャップなどが出回ったため、添加物に関する法律が決められました。このことによってケチャップは自然な材料だけで作ることになり、どろっとしたケチャップになったんですね。トマトソースとケチャップの違いにはもうひとつ、保存の違いがあります。トマトケチャップは船人たちが外に持ち歩けるように、保存できることを考えて作られました。

ケチャップのレシピ

トマトがたくさん手に入ったら、自家製ケチャップを作ってみましょう。自分で作ると何より安心ですし、素材の食感が残ってやさしい味がします。

材料

トマト(なるべく加工用)750g、たまねぎ1/2個、にんにく1かけ、しょうが1/2かけ、塩小さじ2と1/2、酢大さじ2、砂糖50g

【香辛料】

ローリエ1枚、オールスパイス・お好みの香辛料少々

作り方

  1. トマトは洗って十字に切り目を入れて、湯むきします。
  2. ヘタを取ってざく切りにし、なべに入れます。
  3. たまねぎ・にんにく・しょうがもみじん切りにしてなべに入れます。
  4. 香辛料も入れたら、強火にしてひと煮立ちさせます。
  5. 煮立ってきたら中火にしいて、30分ほど煮込みます。
  6. 量が半分くらいになってきたら砂糖を加えて溶かします。
  7. 砂糖が溶けたら火を止めて、なべごと水で冷やします。
  8. ローリエを取り除いてミキサーにかけます。
  9. ふたたびなべに移して塩と酢を加えます。とろみがつくまで煮てできあがりです。

そのほかトマトの加工品

トマトピューレ

トマトを裏ごしして濃縮したもので、煮込み料理などに使われています。

トマトペースト

トマトピューレを煮詰めたもので、いろいろな料理に伸ばして使われます。

ホールトマト

トマトの皮や芯、ヘタを取り除いて、トマトの形を残したまま缶詰にしたものをいいます。パスタや煮込み料理などいろいろな料理に使われています。