トマト

料理を作る前に

皮はしっかりしていても、中身はやわらかいという特ちょうがあります。トマト料理をおいしく、見た目良くつくりたいですよね。そのために必要なトマト料理でよく使われるテクニックと、トマトと相性の良い食材を紹介します。トマトの見た目や栄養の特ちょうを知って、おいしい料理をつくってみましょう!

加工用トマトと生食用トマト

大きく分けて加工用トマト(赤系)と生食用(ピンク系)に分けられます。私たちが普段食べているのは、生食用トマトです。加工用は、工場でトマトジュースやホールトマト缶になります。生食用トマトは、赤くなる前に収穫し、お店に並ぶまでに栄養が落ちてしまうことがあります。加工用トマトは真っ赤になったところを収穫され、栄養たっぷりのところを工場ですぐに加工されます。ですから、加工用のほうが栄養価が高いといわれています。

トマトと相性の良い食材とは?

トマトと相性の良い食材には、同じような栄養や特ちょうを持つもの、トマトの良いところを引き出したり効果を高めてくれるもの、トマトに足りない栄養などを補ってくれるものの3種類があります。たとえば、トマトのにおいが気になるというとき、もっとにおいがするにんにくを使うと、加熱するせいもありますが、においが気にならなくなります。トマトだけでは足りない栄養は、組み合わせる食材で補うことができるわけです。日本ではトマトは生食が多いといわれていて、ほかの国より食べる量が少ない理由にもなっています。たくさんトマトを食べるなら、すすんで料理をしてみましょう!

トマトと相性の良い野菜

なす

カレー、ピザ、パスタなどいろいろな料理に使われます。これらの料理は、なすがトッピングになり、トマトがソースの役割をしています。イタリア料理によく使われていますね。和食にも合うのでためしてみてください。

たまねぎ

たまねぎには血液をさらさらにしたり、食欲を高める効果があります。加熱調理や生食、いろいろな料理でうまみを出してくれます。

ズッキーニ

ズッキーニは、イタリア料理を中心に蒸したり炒めたりと、いろいろな料理に使われます。カロテンやビタミンKが豊富なので、トマトのリコピンと相性が良いといえます。

にんにく

主に加熱調理をするときに、香りを出すために使われます。加熱調理をするので、トマトのにおいが消え、にんにくの香りが食欲を増進させます。

ハーブ

煮込み料理の香辛料として使ったり、サラダに和えたりして使います。バジルやローズマリー、ローリエなどがよく使われています。

トマトと相性の良い魚介類

あさり

あさりはパスタや蒸し料理、スープなどに使われています。あさりは加熱調理することで、だしが取れてトマトの料理に深い味わいをもたらしてくれます。ビタミンB1を破壊する酵素を持っていますが、加熱調理すれば問題ありません。ビタミンB12が豊富なので、足りない栄養を補う食材として活躍してくれます。

ツナ

ツナはまぐろやカツオを油漬けにしたものです。やわらかくたんぱくな味がトマトの酸味をやわらげてくれます。また、ツナのにおいが気になる人にとっては、ケチャップはにおいをやわらげる働きもあります。ツナ缶に含まれるオイルも一緒に摂ることで、DHAなどの栄養もしっかり摂れますよ。

トマトと相性の良い肉類

鶏肉

たんぱくな鶏肉がトマトの酸味をやわらげてくれます。ダイエット中の人やお年寄りも安心して食べることができます。部位によってコクやうまみが違うので、ささみやむね肉など、料理に合わせて選んでみてください。

豚肉

豚肉にはビタミンB1やビタミンB12が豊富に含まれています。脂っこそうなイメージがありますが、体が必要としている食べ物なんですね。日本では豚肉が和食によく使われてきました。ですから、日本人の味覚にあう豚肉を使うと、トマトが食べやすくなるんですね。

牛肉

牛肉は、ハッシュドビーフやわいん煮など、煮物料理によく使われています。ビタミンB群が豊富に含まれていて、煮こむ料理のときは、煮汁と一緒に食べるのが良いとされています。

ひき肉

油を使った料理にも使われますが、ミートソースやカレー、ロールキャベツなど、煮込むときにもよく使われています。加熱調理することで肉のうまみが出ますし、口当たりが良くなります。

トマトと相性の良い食材〜乳製品・その他

チーズ

オムレツ・リゾット・パスタ・サラダなどに使われます。口当たりがなめらかになりますし、カルシウムやビタミンが含まれているので、トマトとの相性が良いんですね。硬さや熟成度など、料理に合わせてお好みのチーズをためしてみてください。

卵とトマトの組み合わせは、スクランブルエッグ、オムレツなどがあります。卵料理にケチャップやトマトソースを使うことを考えると、いろいろな料理がありますね。卵にはビタミンAやビタミンE、カルシウムなどいろいろな栄養が豊富に含まれています。トマトだけでは補えない栄養を補ってくれるお助け食材です。

トマトの湯むきの方法

1.トマトのヘタをくり抜きます。

2.反対側にして、トマトに十字の切り目を入れます。

3.なべにお湯をわかし、お玉にトマトをのせます。ヘタのほうを下にしてお湯の中に入れてください。

4.切り目にひびが入ったら、トマトを取り出します。5.トマトを水や氷水にとって皮をむきます。つるっと皮がむけたらできあがりです♪

トマトの上手な切り方

トマトをカットするときにいつも困るのが、中身がつぶれてゼリー状のところが出てきてしまうことです。切るコツは、ヘタをカットしたときに、白い筋が見えます。白い筋に沿って切ると、トマトの種が流れません。また、トマトナイフという、専用のナイフがあります。切ったり盛り付けるのに便利なナイフです。一般的には、普通の包丁を使うことになりますから、切れ味の良い包丁で切ってくださいね。

くし形縦切り

縦半分に切ります。切り口を下にして縦6〜8つに切ります。サラダや炒め物によく使います。

輪切り

横にして端から料理に合わせた厚さに切ります。カプレーゼや焼き料理によく使います。

角切り

縦と横が同じ大きさになるように四角く切ります。スープやソースなど、煮込み料理によく使います。

くり抜き

トマトを器にしてサラダやデザートにするとき、トマトの中身をスプーンでくり抜きます。ヘタのあたりをカットして平らにし、反対側を切ってフタにします。フタに使わない場合は中に詰める材料として使うことができます。

コラム:スペイントマト祭りを紹介!

お祭り好きにはたまらない、トマト祭り

毎年8月下旬になるとスペインのブニョールという町では、トマティーナと呼ばれるトマト祭りが行われます。この時期になると人口1万人に満たない町に世界中の人が集まります。朝早くからトマトの香りが漂い、用意された120トンを投げあいます。毎年ニュースになって映像が流れますが、トマトって結構痛いようで、毎年けが人が出ています。参加する人はゴーグルや防水ケースなどできる限りの準備をして参加してください。

トマティーナの始まり

このお祭りは、昔けんかをしていた若者グループが、八百屋のトマトをつかんで投げたことが始まりといわれています。1年後の同じ日、同じグループが集まり、トマトを持参で投げ合ったのだそうです。