永田農法の栽培方法
トマトの栽培には、化学肥料や化学農薬を使う方法と、化学肥料や化学農薬を使わない有機栽培という方法があります。有機栽培は手間がかかりますが、安全で環境に優しいということで注目されました。しかし永田農法では化学肥料を使っています。有機栽培と永田農法、これまでの化学成分を使った栽培方法では何が違うのでしょうか。
有機栽培で育てる場合
微生物や小動物が土の中に生息して、水分や空気をたくさん含んだ良い土ができます。環境にも優しいです。食べる側の人にとっても、自然に存在するものだけで作られたトマトを食べることができて安心です。けれど有機肥料を与えすぎると、化学肥料を使っているのと同じように硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)という発ガン物質が増えてしまい、人の体の中に発ガン物質が入ってしまいます。有機栽培だから環境や人に優しいというわけではないんですね。
永田農法で育てる場合
土は必要最低限の肥料を与えるだけにして、石ころが混ざっているような、やせた土を使います。苗の植え付け時は苗についていた土は洗い流します。肥料は「窒素」「リン酸」「カリウム」が含まれた液体肥料のみを、1週間に1回与えます。化学肥料を使うといっても、普通の育て方に比べると、わずか10分の1の量です。なぜ液体肥料なのかというと、植物は固形の肥料を与えても吸収しにくいからです。そして永田農法では余分な根をカットすることで、液体肥料を吸収する細かい根が発達します。